臓器別のホルモンの種類と役割-VNCA eggs 解説 愛玩動物看護師国家試験対策 | VNCA eggs

臓器別のホルモンの種類と役割

動物機能形態学
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ホルモンは内分泌系による体の機能調節を仲介する物質の総称です。

動物は多くの機能をさまざまなホルモンによって調節しており、ホルモンごとにその役割は異なります。

ここでは、愛玩動物看護師国家試験で出題されやすいホルモンの種類と役割について臓器別にまとめていきます。

視床下部

視床下部から分泌される主なホルモンには以下のものがあります。

視床下部から分泌されるホルモン
  • CRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)
  • TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)
  • GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)
  • GHRH(成長ホルモン放出ホルモン)
  • ソマトスタチン

下垂体

下垂体は視床下部から支配を受けている内分泌器官であるため、視床下部と関係のあるホルモンが多数存在します。下垂体から分泌される主なホルモンには以下のものがあります。

下垂体から分泌されるホルモン
  • ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)
  • TSH(甲状腺刺激ホルモン)
  • LH(黄体形成ホルモン)
  • FSH(卵胞刺激ホルモン)
  • GH(成長ホルモン)
  • プロラクチン
  • オキシトシン
  • バソプレシン

副腎

副腎は腎臓近傍にある小さな豆みたいな臓器で、髄質と皮質で役割も異なります。副腎から分泌される主なホルモンには以下のものがあります。

副腎髄質から分泌されるホルモン
  • アドレナリン
  • ノルアドレナリン
  • ドパミン
副腎皮質から分泌されるホルモン
  • コルチゾル(糖質コルチコイド)
  • アルドステロン(電解質コルチコイド)

甲状腺

甲状腺は頚部~胸部の気管の両側に存在する臓器です。甲状腺から分泌される主なホルモンには以下のものがあります。

甲状腺から分泌されるホルモン
  • T4(サイロキシン)・T3(トリヨードサイロニン)
  • カルシトニン

上皮小体

上皮小体は甲状腺近傍に存在する臓器です。上皮小体から分泌される主なホルモンには以下のものがあります。

上皮小体から分泌されるホルモン
  • PTH(パラソルモン)

膵臓

膵臓は胃~十二指腸近傍の消化器に位置する臓器です。膵臓から分泌される主なホルモンには以下のものがあります。

膵臓から分泌されるホルモン
  • グルカゴン
  • インスリン
  • ソマトスタチン
  • (膵ポリペプチド:作用不明)

腎臓

腎臓は後腹膜腔に存在し、体内の毒素排出と体液量の調節の一端を担う臓器です。腎臓から分泌される主なホルモンには以下のものがあります。

腎臓から分泌されるホルモン
  • レニン
  • エリスロポエチン
  • 1,25-ジヒドロキシコレカルシフェロール(活性化ビタミンD)

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