炎症は、身体が傷や病気をしたときに起こる反応のことです。炎症には、「五徴」と呼ばれる5つの特徴があります。この五徴は、発赤、熱感、腫脹、疼痛、機能障害の5つです。
発赤は、炎症が起こると、毛細血管が拡張して、局所の血流が増加することで起こります。
熱感も、血管が拡張して熱を帯びた血液が流入することで起こります。
腫脹は、拡張した血管から血液成分が滲出して、組織に浮腫が起こることで起こります。
疼痛も、組織圧が上がり、局所が圧迫されることで起こります。また、放出される化学物質が「痛み受容体」を刺激することでも起こります。
機能障害は、原因が除去されず修復が追いつかない状態が継続すると、いつまで経っても完全な治癒には至らないために起こります。
炎症は、身体を守るために大切な反応ですが、過剰な炎症は健康に悪影響を与えることもあります。
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