【動物病理学】出血の病態について解説

動物病理学
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出血は血液の循環障害の一つです。

血液の循環障害には充血とうっ血、貧血、虚血、出血、血栓症などがあり、出血はそれら循環障害のうちの一つに分類されます。

出血

出血とは赤血球が血管外に出ることを指します。

血管壁が破綻することで赤血球が血管外に出ることを破綻性出血といい、血管壁の破綻はないが、血管内皮のすき間(内皮間小孔)が拡大したり、血管内皮細胞が傷害されて赤血球が血管外に出ることを漏出性出血といいます。

また、出血により、組織どうしの隙間(組織間隙)に出血塊ができることを血腫と言います

出血により形成される病態には心タンポナーデなどがあります。

獣医師
獣医師

血液が体外に出ていなくても、血管の外に出ていれば”出血”と呼びます。

また、”血腫”は腫瘍ではないことに注意してください。

復習問題

以下はこの分野に関連する一問一答問題です。復習に解いてみましょう。

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